2019年5月1日、令和元年より以前勤めていたカワダロボティクスを退職し、MUJINで働くことになった. 転職するに至った3つの理由を説明する.
その理由とは
①ロボット技術展開の将来性
②社会的影響力・社会貢献度とビジョン
③事業拡張性・チーム力
である.
①数あるロボットベンチャーがあるが、最終的なビジネスのゴール(製品化)まで見据えた技術選定をしている会社は少ない. 例えば、IoTやAIといったバズワードで技術的に強みを持っているところもあるが、顧客の顔が見えた上で、ビジネスライクにターゲットを絞って狙いきれていないベンチャーは枚挙に暇がない.
motion planning技術にMUJINは強みを持っているが、この出口戦略はP&Pの作業で人間を代替する部分は数多く市場にあり、且つその周辺技術で必要な部分にも開発を行っている.
②物流、組立など所謂単純労働で3Kと呼ばれ、クリエイティブではない仕事(搬送・簡易作業こそがロボットアプリケーション先と考えている)こそが狙うべきところでまさにその市場を狙っている。これからECサービスの利用は加速され、一般消費者が意識しないところでの物流としての社会的要請はより高まっていく。労働力が集まらなくなるのもまさにこの分野である。狙う市場とビジョンが明確であることはVUCAが叫ばれる世の中では特に重要な要素である。
③シーズとニーズのバランスを取ることがロボットベンチャーに足りていない部分。チーミングとしては、ビジネスサイドとエンジニアサイドがバランスされている。また、0から1を作る部分は個人的には不得手で1を10にするような企画に強みを持っていると考えており、その点でこれからスケールするMUJINの現在の状況は非常に魅力的であった。
ネックは日本社会はサンクコストを意識しないことが多く、全体最適でなく個別最適化をする企業が多いことである。ここを突破できるかどうかがビジネスとしても成功出来るかを大きく左右する。この点を踏まえてインフラとしてロボットが世の中に普及することを目指していきたい。
■MUJIN
株式会社MUJIN | すべての人に産業用ロボットを
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